2020年から、小学校でもプログラミング教育が必修化され「プログラミング」というワードをよく耳にするようになった昨今。
関心は高まり、小学生向けの教室やオンラインレッスンなども次々開講されて、広告もあちこちで目にします。
でも実際のところ、「プログラミング教育」について、はっきり理解していなかったりして!?
chibicoは、よく分かっていなかった…
昨年末、無料体験レッスン(下記3件)を小学3年生のゆいが受けてみて、改めて「小学校のプログラミング教育」を調べたりして、
プログラミングのアプリやサイト、無料で遊べるものも色々あるんだわ、なるほどと思ったあれこれをレポートします♡
1)サイバーエージェントが運営する 小学生向けプログラミング教室【テックキッズスクール】2)自宅にいながらプログラミング体験 【テックキッズオンラインコーチング】
3)全国900以上の教室のあるロボットプログラミング教室【エジソンアカデミー】
無料体験の詳細・感想は、記事の下方に↓
小学校で必修化されたプログラミング教育
小学生のプログラミング
誤解されがちですが、小学校で、新たに「プログラミング」という科目が出来たわけではありません。
小学校で行われるプログラミング教育は、プログラミングの専門家・プログラマー養成を目的としているわけではないですから。
小学校で始まっているプログラミング教育とは、今まで通りの各教科の中で、プログラミング的思考を取り入れた教え方(教育)を開始している、ということだそうです。
「プログラミング」というと、IT系の職業に必要で、コンピュータ言語や専門的なコードをひたすらカタカタ打ち込むような、そんなイメージを持たれている方も少なくないのでは。
私もそうだったの。でもね、違います。
小学校でのプログラミング学習は、専門的なコードの記述や難しいPC操作を必要とする学習ではないことを、まず知っておきましょう。
文部科学省による「小学校プログラミング教育のねらい」では、プログラミング教育を行うことで育成する資質・能力について、下記の3つを掲示しています。
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なるほど〜、というか、う、う〜ん!?笑。
「プログラミング的思考」って何ぞや。
プログラミング的思考とは、自分が意図する動きをコンピュータにさせて自分の目的を実現するには、
- どのような指示を
- どのような順序で
- どのように組み立てれば良いのか
を、論理的に考える力のことを指しています。
ゆいに「学校でプログラミング的思考的教わり方(なんだそりゃ)してる?」と聞くと、「なんのこと?」って感じだったけれど。
2020年はね、それどころではなかったですよね。そして2021年も、コロナの影響でどうなるか…
学校によってプログラミング教育への取り組み方は様々なので、各学校で全然違うはず。
そもそも、なぜ小学校にプログラミング教育を導入するのかというと。
今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生活を便利で豊かなものにしています。
コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くとしても、極めて重要なこととなっています。
とのことで、詳しくは、文部科学省が出している「小学校プログラミング教育の手引」をご参照くださいませ。
本当にね、今の小学生は、生まれた時からスマホが存在していて、アレクサやSiriに話しかけることに抵抗もない。(IT頭脳に話しかけるとか、chibicoは慣れません。笑。)
ある程度のITリテラシーが必須の、これからの社会。
コロナ禍で万が一の休校に備え、家庭がオンライン授業が可能な環境か、新たな取り組みとして学校が提供する学習サポートツールが開けるかどうか、チェックする依頼も学校からあったり。
こどもは、柔軟な脳味噌で当たり前に享受しているコンピュータ(IT)技術。
そういったコンピュータの働きを、よりよく理解できるようにする、活かせるようにするのが、プログラミング教育なんですね。
小学校のプログラミング教育が、「専門用語を使ったりIT業界に必要なスキルを養う」というワケではなく「身近なコンピュータをもっと知り」「論理的なものの考え方ができるようになる」ことを目指していると分かりました。
そこまで分かる前に、ゆいに「プログラミング」を勧めていたchibico… 笑。
漠然としているけれど、プログラミングはゆいに合っているのではないかな、と思って。
巷にあふれているプログラミング教室、まずは試してみないと何も始まらない、ということで。
通える範囲内の教室やオンラインで受講できるもの、まずは3件、体験してみました♡
各スクールの基本情報・無料体験してみた感想
『Tech Kids School(テックキッズスクール)』は、サイバーエージェントが運営する全国約700人の小学生が在籍する小学生向けプログラミングスクール。
2013年に設立され、スクール・キャンプ・小学校への出張授業などを通して、延べ3万人以上の小学生にプログラミング学習の機会を提供。
プログラミングスキルを身につけることだけが目的ではなく、テクノロジーを武器として自らのアイデアを実現し、社会に能動的に働きかけることができる人材の育成を目指しています。
無料体験レッスンをしているのは『Tech Kids School渋谷校』。
2019年11月にオープンした、渋谷駅直結「渋谷スクランブルスクエア」で授業を行います。新しいビル、かつ普段入ることのできないサイバーエージェントのオフィスで学べます。
無料体験では、エントリーステージ(1年目対象)でも使用する「Scratch(スクラッチ)」を用いて、プログラミングを楽しみました。
Scratch(スクラッチ)=ビジュアルプログラミング言語
専門的な知識がなくても、カラフルなブロックを組み合わせることでプログラミングを行い、アニメーションやゲームも制作することができるツールです。
プログラミング初心者のゆい、初めは少し戸惑いもあったけれど、あっという間に飲み込んで、簡単なゲームをプログラミングしていた!
ちなみに無料体験は定員5名で、ゆいが参加した時は2名でした。
Tech Kids School【テックキッズスクール】無料体験をチェックするならこちら
制度・受講料
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2)自宅にいながらプログラミング体験 【テックキッズオンラインコーチング】
『Tech Kids School(テックキッズスクール)』のオンラインバージョン。
渋谷に毎週末通うよりも現実的、尚且つ今はオンラインが主流。
オンライン教材と、月3回実施するコーチとの面談、チャットサポートを通じて、自宅で、自分のペースで、楽しみながら着実に学びを進めることを目指します。
パソコンとインターネット環境さえあれば、全国どこからでも受講が可能。
無料体験では、実際の教室で行う授業と差し支えなかったように思うし、キュートな若い女性コーチで、ゆいもしっくり馴染んで会話をしながらプログラミングを進めてた。
ローコストなら、断然、オンラインのこちらが候補。
「ゲーム開発楽しかった!」というゆいの感想が何より。
制度・受講料
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『エジソンアカデミー』は、加盟教室数、国内最大級のこども向けロボットプログラミング教室。
「エジソンアカデミー」は、学校教材メーカーのアーテックが長年教育現場で培ったノウハウを活かし開発したロボット教材と、 MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発したこども向け教育用ソフト「Scratch(スクラッチ)」をベースにロボット用に改良したプログラミングを使用。
オリジナルのカリキュラムで、プログラミングを楽しく学べる教室です。
検索すると地元にも教室があったので、体験してみることに!
プログラミングをして、リアルなロボットを動かす。プログラミングなのだけれど、なぜかアナログな雰囲気があるのはなぜ。
サイバーエージェントのプログラミング教室/オンラインコーチングが、「THE IT」という雰囲気なら、こちらは「理系」「工学部」という感じでしょうか。インストラクターは、初老(すみません!)のおじさんとおばさん。
サイバーエージェントは、ゲームをプログラミングして、ゲーム上(ネットの中)でキャラクターを動かしたり、ゲームを構築。
エジソンアカデミーは、ロボットの動きをプログラミングして、実際に目の前にあるロボットを動かす。
レゴ好き、ロボット好きのこどもなら、実際に目の前にあるロボットが自分のプログラミングで動くなんて、それは楽しいだろうと思う!
プログラミング重視のロボット教室エジソンアカデミー、お近くの教室で無料体験するならこちら
ゆいはどれも楽しそうに体験していましたが、どこで学ぼうかなとなると、今のところオンラインが一番有力!
無料ですぐに試せる、プログラミング「Scratch(スクラッチ)」
Scratch(スクラッチ)はMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ ライフロングキンダーガーテングループが開発したビジュアルプログラミング言語。
専門的な知識がなくても、アニメーションやゲームを制作することができるツールです。
コンピュータサイエンスやプログラミングスキルを学ぶためだけでなく、こどもたちの創造的な学びを養うために開発されました。
巷のプログラミング教室も、結局のところ、初心者にはこのスクラッチを使用して指導しているところが多いようです。
無料で自分でもできるけれど、やはりコツやヒントが必要で、そういう意味では、フリー素材を使用していたとしても、
知識のある方からサポートしてもらえる教室に通う/オンラインレッスンを受けるということは、意味がありますね。
こんなふうに、カラフルなボックスを組み合わせて連ねていき、プログラミングします。
確かに、ビジュアル言語だわ。
必要な環境
1. Scratch(スクラッチ)対応の端末
PCまたはタブレット端末(タブレット端末はScratch3.0から対応)
※スマートフォンではプロジェクトの閲覧はできますが、現時点ではプロジェクトの作成や編集はできません。
2. Scratch(スクラッチ)対応のブラウザ
Chrome、Microsoft Edge、Safariなど
※インターネットに接続して利用するのが一般的
Scratch(スクラッチ)を利用するには
Scratch(スクラッチ)を利用するには、Scratch(スクラッチ)公式サイトにアクセスします。
サインインするためのアカウントを作らなくても利用することができますが、ユーザー名とパスワードを設定すると制作した作品を保存したり、コミュニティへ参加したりすることができます。
Eメールアドレスさえあれば、情報を入力して簡単に登録することができ、無料で利用できます。
まずは、やってみよう〜!
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