すごく愛されている実感がある。
もし、夫君が私を見つめるあの目が、偽りだったら!?
え、怖!私はもう完全に人間不信に陥るわ。笑
でも結婚詐欺師なんかに引っかかってしまう人は、というか詐欺師は、そういう目をできるのかな?嘘でもあんな目ができるものなのかな?引っかかる方は、それが嘘だと見抜けないのかな?
って、詐欺師はどうでもいいとして。笑
私の旦那さんの目は、真っ直ぐで、ちゃんと伝わる思いがある。そこには、夫婦として20年以上一緒に過ごしてきた信頼と真実が宿っている。
あなたは、旦那さんと、ちゃんと見つめ合ってる?
そんな風にね、今はとても仲良しの私たちだけれど、色々あった。ずっとずっと絶好調でここまできたワケじゃない。
もうこんな関係意味がない、って思って。
一緒にいるのが苦痛で仕方なくて、粉雪の舞う中、離婚届を取りに行ったこともある。←いきなりぶっ込んできた。笑
長い前置きはさておき。
信頼し合える夫婦関係を継続するために、怠ってはいけないこと。
それは「会話」です。
見つめることも大事だけどね、その先の、会話が本当に大切。
ちなみに、会話って、伝言じゃないよ。
今、何を考えているのか。今、どういうことが自分の周りで起こっているのか。最近面白かったこと、わくわくしたこと、ショックだったこと。仕事は順調なのかどうか。気付きなど。
お互いの近況を報告しつつ、考えていることをちゃんと話すってこと。相手の言うことに興味を持って、ちゃんと聞くってこと。
会話って、そういうこと。
ひとつ屋根の下で暮らしていても、分からないことって、多い。
というか、そもそも分かろうとしているかどうか。分かってもらおうとしているかどうか。
こどもたちのことで手いっぱい、頭もいっぱい、自分のことでも手いっぱい、夫婦のことはおざなりになってない?
うわ、旦那のことなんて面倒臭、と思ったあなた。危険信号!
私たちがね、離婚の危機に陥った時。
あの頃は、本当に会話がなかった。会話がないからどんどん冷めるのか、冷めているから会話もないのか。鶏が先か卵が先か、って感じだったけど。
会話がなくなった理由は、ひとことで言えば「すれ違い」。
そして、後から分かったことだけれど、すれ違いを生じさせていたのは、夫君の仕事が原因だった。
コロナ禍で(え、割と最近の話じゃん!)彼の仕事がめちゃくちゃ厳しい局面に差しかかったことがあって。でも当時、私はそれを知らなかった。だって、教えてくれないんだもん、知りようがない。
私はのん気な専業主婦。特にコロナ禍において、外の社会のことに相当無頓着だったかな。
当時、夫君は彼の仕事人生の中で、裏切りとか騙し合いとか腹の探り合いとか?そういうドロドロしたものに飲み込まれていたみたい。今振り返って思うけれど、本当に、彼がね、人が変わったみたいになっていた時期があった。
なんとなく違和感が生じ出して、歯車が狂っていく。
でも、私には理由も原因も何も分からなかったワケ。なんとなく、そう、なんとなく不穏な空気が満ちていった。
彼は彼のことで、その時必死だったのよね。
何か一言でもいいから、弱音を吐いたり、どれだけ怒りを抱えているかとか、どういう状況なのか伝えてくれたらよかったのに。
そういうことを私に何も言わなかった。ただひたすら、私に背中を向けて、四六時中スマホ見て、すごい形相で仕事してた。
そりゃあすれ違うわ。
沈黙は、誤解と憎悪を生む。
コロナ禍で世の中が閉塞している中、彼がそんな風になってたら、家庭内がどうなるか。イライラとゾワゾワした気持ちが増長していって、私も彼に対する不信感が止まらなくなってた。
娘たちに、親の不仲を悟られないように、私は私で必死だった。でも、こどもたちは敏感だから気付いていたし、
とにかく本当に辛かったなぁ。
歯車が狂い出した当初は、なんとか会話しようと試みていたけれど、会話も会話でなくなるし。ただ伝達事項を言うだけになって。段々と、それさえもしなくなり。
会話がなくなるって、本当に、悪でしかない。
だけど一度そういうループにハマると、会話しなくても生活はできちゃうんだよね。どれだけ殺伐としていたとしても。
あ、そうか、夫婦って、他人なんだな、ってあの時冷ややかに思った。
今まで一緒に暮らしてきた夫君のこと、よく知っているはずだった彼のこと、一体誰だろう、この人?って思ってた。
それで、私は離婚届を取りに行った。
私の中では、ワケの分からない相手と結婚生活を送る、そんな無意味なことはない。その関係は無価値。
ここで、私の一般的ではないかもしれないところは、離婚したら、出ていくのは夫君だと思っていたし、娘たちは私と残るし、経済的には彼が働いて生涯保証してもらうって思ってた。どんだけ強気だ。
とにかく、一緒にいる意味が全然分からなくなったから、ただただ、別れたかった。
その後の人生がどうなるかとか考えて、一緒にいたくない人と一緒にいる、結婚生活ってこんなものかとやり過ごす、その方が死ぬほど苦痛。
でも彼はね、ただ仕事に必死だっただけなのよね。離婚なんて、絶対したくないって。
その後、何度も何度も話し合った。向き合って、ちゃんと「会話」してね。泣いたし。
浮気したワケでもなく、ギャンブルにお金を注ぎ込んだワケでもなく、DVでもモラハラでもなくね。彼にしたら、ただ必死に仕事してた、それだけ。
でも、私の立場としては、それだけ、って簡単に済むことじゃなかったんだよね。
離婚の危機は回避されたけれど。
本当の意味で、仲直りしたすぐの頃、私はまだ完全に気持ちが戻っていなくて。
彼の仕事が上向きになって、それどころかめちゃくちゃ上昇気流に乗って、ものすごい成果をあげることになるんだけど、私は素直に喜べなかった。
彼的には、もっと私に喜んで欲しかったかもだけれど。ドン底から逆転勝利!みたいなその過程の彼の頑張りを共有できなかったから、気持ちが寄り添えなかった。
彼が仕事に必死で、家庭を顧みない状況だったあの時、私は、ひたすら理由も分からず耐えていただけだもん。
どうぞ、お仕事チームで健闘を称え合ってくださいね、パチパチ、って、そういうドライな気持ちだった。
めちゃくちゃ残念。だけど、蚊帳の外だったからね。
本当に苦しかった時こそ、伝えて欲しかった。夫婦なのに。その気持ちを共有して欲しかった。家族もチームだよ。
男の人って、大切な人には、弱みを見せたくないのかな。まあ確かに、うだうだ弱音吐かれたりしてもうんざりだけど。
伝えるべきことは、伝えておかないとって、学んだ。
会話して、お互いの気持ち、その時々の状況、把握して、分かち合わないと。
すれ違っちゃうんだよ。どれだけ話しても、分からないことだってあるぐらいなのに!
今はね、そうだったんだなって私も心底理解したというか、腑に落ちて、そこからまた、さらに深い信頼関係を構築しているワケです。
本当に相手を大切に思うなら。
分かり合いたいなら。
ずっとソウルメイトでいたいなら。
愛してるならね、
ちゃんと「会話」すること、
忘れないでね。
私だって、同じ気持ちだよ♡
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