あなたのご家庭で、家族で共有する話題って、どんな話題ですか?
我が家の子どもたちは小学5年生と2年生。
5年生の長女は特に、共感が大事なお年頃。そして、親との会話が実り多いものであるといいなと常々思っています。
どうでもいいようなことを延々と話したりもするけどね。そういうのも、大事よね♡
今回は、最近すごく意義深いと思った、読書を通しての親子の話題、やり取りについて。
そしてつくづく「子育ては夫婦の共同プロジェクト」だというお話です。
家族で読んで一緒に考える『アルジャーノンに花束を』
3週間ぐらい前にね、夫君が長女に買ってきた「アルジャーノンに花束を」。
もう、古典です。
1959年に中編小説として発表され、1966年に長編小説として改作されたSF小説。
日本で長編小説版が出版されたのは1978年。そんな昔だったんだ!色褪せない本って、本物なんだなぁ。
著者ダニエル・キイス氏の「もし人間の知能を人工的に高めることができたら、いったいどういうことになるか」というメモから構想が始まったこの作品。
内容は、特に触れないけれど。私は、学生の頃に読んだものの内容おぼろげに記憶しているだけで、改めて読み返しました。
いやはや、すごい物語だ!!←語彙力な。
先に読み終えた長女が、自分の考えなど色々話してきて、まだ読み返していなかった私は対応できず「ちょっと待って!ママもすぐ読むから!」って。笑
私がもう少しで読み終わる、という時に長女がアルジャーノンの小説を学校に持っていこうとしたんですよね。
(長女は学校にマイ(my)小説とマイ(my)スケッチブックを必ず持参。しかも何冊も。重いのに。笑)
「え!ママ続き気になる!読みたいんだけど!!」
「え!私、読んだ本の紹介に、今回これ取り上げたいんだけど!」
「へえ、紹介するんだ」
という流れから、ママの感想は?と聞かれて。
ふたりで、知的障害のある主人公・チャーリィについて、その変化について、知能と愛情について、周りの人間の気持ちや反応について、話し合ったんです。
ママの意見や感想を、ふぅ〜ん、という表情で聞いていた長女。
登校する時「アルジャーノンに花束を」がカウンターに置かれていて。「小説、忘れてるよ」と声をかけたら
「いい、持って行かない、ママ読んじゃって!」「私まだ、ちゃんと分かってないかも。チャーリィすごいと思ってるけど、なんかすごいってだけで。1回じゃ理解できないよね。もう1回読むわ。それから紹介する!」
そう言った長女に、ものすごく感激したんです。私と話し合ったことで、もう少し深く考えてみようと思ったんだなって。
日々の中のちょっとしたことなんだけど、親として、胸熱の嬉しい出来事でした♡
親とだけでなく、学校の先生や塾の先生、習い事の先生や友達、もちろん、読書や映画、YouTubeもね。笑
色々なところから多種多様な考え方、捉え方、学んでいる。吸収して、それを自分のものにしていく力。
ああ本当に、
子どもってすごいなー!!!
こういう時、しみじみ思う。子育てほど、尊い仕事はないって。
長女が「アルジャーノンに花束を」をもう一度読んでからまた話したいと言った、この喜びを、夫君にシェア。そして今、夫君が「アルジャーノンに花束を」を読み返しています。
「みんなで話そう」って。
そういう家族の時間が持てることが、私は本当に嬉しい。
まず、そもそも本を買ってきてくれた夫君に、ありがとう♡
いい夫婦関係が築けていれば、子育てはもっと楽しくなる。子どもたちにも、より良い影響を与えられる。
『子育ては、夫婦の共同プロジェクト』だから。
あなたのご家庭で、家族で共有する話題は、どんなものですか?♡
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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