最近、茶道に興味津々です。
知れば知るほど、凛と奥深い。
突き詰めたら、禅の教え、精神論に至るのだろうけれど。そこまでではなく、ただ、美味しいお茶を点てることが出来ると素敵だな、生活を豊かにする術を知りたいなと思って!
入り口はそれぐらいライトな感覚、
そして茶道って敷居が高そうで、案外そうでもない。(流派というか、習う場所/先生によるのかもしれません。)
表千家か裏千家か
先日、表千家の先生から茶の湯の世界を少し教えていただく機会に恵まれ、日本の文化の素晴らしさに改めて感銘を受けて。
今度は、裏千家の先生のところに、お稽古の見学に行ってきました。
茶道には数え切れないほど様々な流派があり、千利休以前の流派ももちろんあり、茶の湯はまさに歴史に紐付いていて、これも調べ出したら面白過ぎる!
まずは、有名な三千家。
三千家というのは「表千家(おもてせんけ)」、「裏千家(うらせんけ)」、「武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)」と呼ばれる3つの流派。
この三千家は、千利休の孫である千宗旦(せんのそうたん)の息子たちがそれぞれ興したもの。歴史によくあるお家騒動で骨肉の争いをすることなく、共存共栄したこの三千家。
各千家、茶の湯の作法に違いや特色があるようですが、これに関してはど素人のchibicoが書くことでもないので、省略。笑。
裏千家 大炉
裏千家には「大炉」という、独自のお点前があるそう。
大炉はその名の通り、通常の炉より大きいサイズ。冬の一番寒い時期に、短い期間限定で開かれる大炉。貴重なものを拝見させていただきました。
茶室に付随する、水屋。
映画『日日是好日』で見た風景そのままで、わお〜すごい!って。
その日、時候、時勢などに準じて、おもてなしの心で器を選ぶ。
前回、表千家の先生のところでは、雛人形や梅の花の絵柄にいたく感銘を受けて、今回は五輪の描かれたお茶碗でお茶をいただき、これまた感動…
先生の生徒さんが、前の日本でのオリンピックの時に、記念で作られた器なんだそうよ、と説明してくれました。
chibicoは、1998年(平成10年)の長野オリンピックしか思い浮かばなかったのですが。
お稽古に来ていた方々の弾むお話を小耳に挟んでいると「私の主人がね、前のオリンピックの時に、◯◯に参加しましたのよ」「あらすごい!そんな貴重な…」「当時、ボーイスカウトをしていたみたいでね、その関係で…」「あの頃はねぇ、◯◯が◯◯で…」「また東京で開催があるなんてねぇ」
1964年(昭和39年)の東京オリンピックの話で持ちきりでした。なるほど。笑。
それ以来56年ぶり2回目の東京開催。なんの心配もなく無事に開催されることを願います。
ふと外に目を向けると、風情ある庭。
わびさびの世界。
私が今まで見ていなかったものが、見えてくる。
この春から、多忙になる予感があるのだけれど。だからこそ、習ってみたいと思っていた静寂のひと時を味わう茶の湯、やっぱり始めようと思う♡
知らないことを知る、そのワクワク感たるや。
それにしても
コロナを懸念して、chibicoもこどもたちを連れて不特定多数が集まる場所に出かけるのは控えているし、日々の生活に部分的に不穏な空気が漂っていることは否めず。
海外からの旅行者も、激減ですね。
そもそも、茶の湯に興味が湧いたきっかけは。
オリンピックイヤーの2020年、またこれからも、chibico自身が、英語をもっと話して海外の方達とコミュニケーションを取る機会を増やせたらいいなと思ったこと。
なぜもっと英語を話したいかというと、自分がそうすることによって、こどもたちにも楽しい経験、より良い刺激を与えられると考えているから。
海外の方々と接するにつき、日本人として日本のことをもっとちゃんと知りたくなり。食にまつわることが大好きなので、食に通じる文化のひとつとして、お茶を点てることを学びたくなり。
また、姉がアメリカに移住する予定で、私もちびっこたちも今後何度も遊びに行けるかなぁという希望的観測もあって♡
その時に、簡易でも何か日本的なことで披露できるものを持っていたら、これまた気が利いているのではと思ったり。
(アメリカ行きは、コロナの影響で延期にならざるをえない状況のようです。)
きっかけは連鎖し、個人的には常に前向きなのですけれど。
先の見えない世の中の現状が、1日も早く終息することを願います。
過剰な反応をせず、家族のために自分のために、美味しい栄養あるごはんをしっかり作って食べて、たっぷり睡眠を取って、免疫力を高めておくことに努めよう!
みなさまも、くれぐれもご自愛くださいね♡