今回は、「旦那さんに養ってもらっている」と思ったことはない、というお話を掘り下げます♡
長女が生まれてから、私はずっと専業主婦でした。
大好きな子育てに専念して、家庭を守ってきた。家事育児、その他諸々のことを切り盛りしていて、外に出て働いていない。
結婚11年目、不妊治療5年越しでついに授かった待望の赤ちゃんだった!
どんな瞬間も見逃したくない!
自分で育てたいと私は強く思ったから、自分の意志で、専業主婦の道へ。
生後4日の長女。
その長女も、もう11歳。だから、10年以上、専業主婦です♡(今後のことは色々考えているけれど、それはさておき。)
10年以上専業主婦をしてきて「旦那さんに養ってもらっている」って思ったことはないです。もちろん、一生懸命働いて、実際に会社からお給料を貰っているのは旦那さんですが。
専業主婦だけど、専業主婦だからこそ、
旦那さんの稼ぎの半分は、私のもの。堂々とそう思ってる!
この考え方の根本は、両親によるもの。
私が、どうして「夫の稼ぎの半分は妻(専業主婦)のもの」という考え方をするようになったかについて、まず私の両親がどういう人たちなのか、お話しさせてね☺️
私の両親は、昭和の時代の、典型的な夫婦像。
夫は外で働き、妻は家庭を守る。そして、私の両親は、その昭和スタイルで成功した人たち。
父は、日本人なら誰でも知っている大企業に勤めていて、専務取締役まで上りつめた。昭和から平成にかけて、サラリーマンとして最高の人生だったんじゃないかな。
出世すればお給料も比例して、どんどん右肩上がり。会社が、社員とその家族の生活を手厚く保証していた時代。
私は、父のおかげで、普通ならできないようなこともたくさん経験させてもらえた。
海外生活はもちろん、高校1年生の時の初めてのバイト先がルイヴィトンとか。初めて乗った飛行機が、SQ(シンガポールエアライン)のビジネスクラスとか。
母は、結婚前に栄養士の資格も取っていたけれど、子どもを次々と3人産んで家庭に入り、しかも父の両親と同居して、専業主婦だった。
家のことを全て任され、お料理上手で裁縫上手で、私たちを育てて、外で働く父を支えていた。父の出世は、母の勲章でもあったと思う。
そして、両親は仲が良かった♡
父は、子どものことも家庭のことも、全て母に丸投げの仕事人間。稼ぐけど、湯水のようにお金も使う人だった。でも、そんな父でも大好きだったのは、理由がある。
当時、母が父のことを悪く言ったことが、一度もない。
身近にいる母親の感情は、子どもにも伝染する。
もし母親が、父親不在の場所で、父親の悪口を言ったり、けなしたりしたら、子どもは母親の言葉を信じてしまう。父親に対して、不信感が生まれる。
賢い母は、父がどれだけ自由奔放にしていても、否定的なことは一切言わなかった。それどころか、バリバリ仕事をして輝く父を、母は好きだったのだろうな。
だから、日常的に食卓を一緒に囲むことなど皆無だった父だけど、私は大好きでいれた。
たまに家にいると、父のタバコ(チェリーという銘柄だった)の匂いが家に充満して、それが父の存在を明らかにし、私にとってはそれすらいい匂いと思えていた。(昭和過ぎる!)
そして、サラリーマンとして飲みニケーションが何より重要視された父の時代、酩酊して帰って来ることも常だったりして。
酔っ払って帰宅した父が、豪語した
「オレの稼ぎの半分は、よう(母の名)のもんやなぁ!」
思春期の私に、強烈なインパクトを与えるセリフだった。
父は父で、自分が自由に働けること、自分の両親や子どもたちを母に任せっきりなこと、それを受け止めてくれている母に、感謝していたのだと思う。
そういう夫婦の図式をずっと見て育ってきて、それがお手本となっていた私にとって、家庭を守って、家族はチームだと認識して。夫君のお給料の半分は私のものと思うことは、自然だった。
家庭を守るということがどれだけ大変か、育児がどれだけ重労働か、と同時に尊いことか、ものすごいことをしているという自負もあるからこそ、そう思えてる。
母ほど完璧な専業主婦じゃないけどね!
そういう考え方に、夫君も賛同してくれてる。
彼が外で働くことに打ち込めるのは、私が家庭内の細々としたことを担って、彼の、私たちの、こどもをケアして一生懸命育てて、仕事に出かける彼を、いってらっしゃい!って笑顔で送り出しているから。
家庭は一つの組織であり、私は、私の担当していること、やるべきことをしてきた。
だからこそ、彼は外でしっかり働ける。仕事に集中できる。
そうでしょ!?
家族は、チーム。家庭は、一つの組織。
そして、その家庭という組織の中のトップは、専業主婦である私。
トップ/母親の在りよう、采配次第で、その組織が笑顔あふれるいい組織になるか、いまいちうまく機能しない組織になるか。180度変わる。
我が家は、ハッピー家族♡
そうなれるように、私は努力してきた。
というか、ただ、家族が大好き♡それだけなんだけど。笑
専業主婦の皆さんに、本当に、心から伝えたい。
毎日、家事、子育て、名もない労働の積み重ね、お疲れ様です。
日常を回すということが、どれだけすごいことか!
旦那さんが外で集中して働けるのは、あなたがいるから。旦那さんがわずらわしいと思う細々したことを、あなたが引き受けているから。
家庭という組織(あなたがあなたの家庭の会社の社長です)の中で、お互いがお互いの得意を活かして、分担している。だから、もしあなたが専業主婦なら、旦那さんの稼ぎの半分は、間違いなく、あなたのものなのね。
考えてみたら当たり前のことなのに、それに気付いている専業主婦は、多くない。
世の中では、夫婦喧嘩した時に旦那さんが「誰の稼ぎで食えると思ってるんだ!」なんて言うらしい。
はい?何それ昭和?(私の父は違ったけれど)
え、架空の世界ですか?って思うけど、令和の現代でも、私の友達の旦那さんがまさにそのタイプ。
正直、まじであり得ないって、私は思ってる。
じゃあ聞くね「誰のおかげで生活できると思ってるの?」。家族が気持ちよく暮らせるように、生活をデザインしているのは、専業主婦の私たち。
ここでね、重要なのは、
あなたのマインド。
あなた自身が「私は養ってもらっている」と思っていたら、そうなってしまう。
あなたのその考えが、現実を形作る。
食品や日用品のお買い物して、ごはん作って片付けて、なんならお弁当も作って、家族の健康を考えて。
掃除して、洗濯して、洗濯も洗剤を使い分けて、タオルはふんわり洗い上がるようにしたりね。
窓拭いて。歯磨き粉やトイレットペーパーが切れないように補充して。季節が変わる頃には衣替えして。
こどもたちのお世話をして、幼稚園や学校とのやり取りに時間を割いて、PTAに参加して、習い事の送迎して、必要なものを揃えて。
こどもたちがこどもたちの社会の中でうまく生きれるように、見守って、時にはハラハラして。情報収集のために、ママ友とのコミュニケーションも怠らず。
これって、あなたが日々している、ほんの一部の業務。常に、ものすごいタスクをこなしてる。
あなたが、旦那さんに食べさせてもらってるって思ってたら、それが現実。
でもね、そうじゃないよ。あなたは、旦那さんのお給料の半分、稼いでいると自負していい。
「誰の稼ぎで食えると思ってるんだ」に対しては「誰のおかげで整った生活ができると思ってるの」「あなたの子どもがここまですくすく成長したのは、誰のおかげ?」
家族のために、どれだけのことをしてる?あなたがいなければ、あなたの家庭は回らない。
まずは、あなた自身のマインドから。
堂々と、旦那さんの稼ぎの半分は、私のもの!って思って欲しい。
自信を持ってね♡
自信って「自分を信じる」ってこと。他でもない、あなた自身が、あなたをしっかり評価して、価値ある自分だと認めてあげてね!
世の中の旦那さんにも伝えたい。
「僕の妻へ。君がいてくれるから働ける、いつも家族のことを考えてくれてありがとう、僕のお給料の半分は、君のもの」
世の中の旦那さんが、そういう意識で専業主婦の妻を見て、称えてくれたらとっても嬉しい。
家庭というひとつの組織に入ってくるお金(=旦那さんのお給料)は、家族のチームワークのなせる技!
半分は、あなた(専業主婦)が稼いだもの!
そこを、ぜひ、忘れずに。
夫婦の価値観を、きちんと擦り合わせてね。
そしてね、絶対に忘れてはいけないこと、私は、私の夫君に、めちゃくちゃ感謝してる♡
これ、大前提♡
私が知らない世界で戦っていること、重圧やストレスは、計り知れない。
彼が彼のフィールドで成し遂げていることに対して、心の底からリスペクト。彼がしっかり働いてくれているからこそ、家庭が成り立ってきたということも、間違いのないこと。
とても良き父親、良き夫。
夫君と結婚して良かったなって、思ってる♡
お互いが、お互いのフィールドで能力を発揮して、尊重し合うこと。支え合うこと、補い合うこと。
その夫婦の認識、本当に大事です。
最後にもう一度。
旦那さんの稼ぎの半分は、あなた(専業主婦)のもの。
あなたの思考が、現実となって現れるよ!
(この考え方が出来ると、あなたは確実にネクストステップへ!)
2023年7月追記:
私は。
専業主婦をやり切ったので、私の次のステージへいきます♡
今のままでも十分幸せだけれど、幸せと言いつつ、自分自身に不満もあることに気づいた。
そして、素敵な未来を描いたから。
家族のために、自分自身の成長のために。
家族に、夫君に応援されながら、そのために今できること、したいことをしていきます😊