家族が集う、2018年元旦の食卓
あけましておめでとうございます。
chibicoの実家にて、家族10人勢揃い。
母が丹精込めて準備してくれたおせち料理を囲んで、朗らかに、清々しく、新たな1年が始まりました♡
おせち料理あれこれ。その意味。
七種盛り。
- 有頭海老:その姿から、腰が曲がるまで元気で長生きできるようにと、長寿の願いを込めて。
- 栗きんとん:黄金色に輝く財宝にたとえて金運アップ、商売繁盛の願いを込めて。
- 紅白蒲鉾:その半月型が、日の出を象徴。紅は慶び、白は清浄・神聖を意味し、紅白は日本では古来からおめでたい組み合わせ。
- たたき牛蒡:細く長く根をしっかりと張る牛蒡は、縁起の良い食材。硬い牛蒡をたたいて、開運祈願。
- 松風焼き:母オリジナルで、レーズンやくるみなど入れた洋風バージョン。最高に美味。
- いくら:鮮やか、つやつや。赤色で縁起をかつぎます。
- 黄金色の玉子焼き:母とあやちゃん、伊達巻を作ろうと思案していたものの、蒸し玉子焼きになったそう。じっとりとお出汁が染みながらも、ふんわり♡
五種盛り。
- 昆布巻き:喜ぶよろこんぶ、の語呂合わせ。
- 数の子:粒の多いニシンの卵、数の子に、子孫繁栄の願いを込めて。
- 焼き栗:日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格。「勝ち栗」と称し、縁起もの。
- 金柑の甘露煮:金冠、の語呂合わせで財宝を意味し、豊かさへの願いを込めて。
- いくら
- 田作り:五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられた、田作り。地方によっては、ごまめとも呼びますね。夫君がかなり好んで食べていた。
- 黒豆:まめまめしく、元気でしっかり働けますように。ふっくら炊き上がった大粒の丹波黒豆は、極上。「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉なので、縁起もの。
- 紅白なます:元々「生」の魚や大根、人参と「酢」を使って作られたことから、なますという名に。紅白でおめでたい。
- 筑前煮:しっかりと根を張る根菜類の里芋、牛蒡、たけのこなど、おめでたい意味のある食材を多く使用。穴の空いた蓮根は、見通しが良いという意味も込められた縁起もの。
大阪の実家では、白味噌。
具材は、お豆腐、大根、里芋と白い色でまとめられています。
お餅は、円満を意味する丸餅。
家族が集って、あれやこれやと談笑しながら、美味しいおせち料理をつまんで過ごす。
そんな穏やかなひとときは、平和そのもの。
あれこれ話してつまるところは、親の健康を気遣い、家族それぞれお互いを思いやり、こどもたちの健やかな成長と明るい未来を何よりも願っている、ということでした。
夜は、すき焼きに舌鼓を打つ
元旦の夜ごはんは、すき焼き。
お肉はこの倍の量が、まだまだスタンバイ。
午後は住吉大社に初詣に出かけていて、帰ってきたらすっかり準備が整っていました。恐縮。
母はもちろん、あやちゃん、ゆかりちゃん、本当にありがとうございます♡
(初詣といえば、chibicoの実家は関西屈指の参拝客数を誇る「住吉大社」へ向かいます。
今回「人混みに果敢に挑む派」と「初詣は見送りゆっくり待機派」に分かれました。
もちろんchibicoは、人混みへっちゃらチームに参加。お参りの後のお楽しみ、数え切れないほどの露店がひしめき合う中から、ゆいがお化け屋敷に入りたがったり。
楽しかった初詣は、別途詳しくレポートしたいと思います。)
ワインのすすむお肉でんがな♡
すき焼きの合間につまむ、すりおろし蓮根と海老のふわふわジューシー揚げ。
最近の母のヒット作だそうです。
スモークハムやオードブルチーズなど、おつまみに。
ほかほかごはんのいくら乗せ。
最後にとどめの摂取カロリーオーバー。
あかん、あかんやつです。笑。
人が寄って、美味しい手土産も選び放題♡
菓子皿は〜?と言っているそばから、ちびっこの手はもう伸びてくる。笑。
2日の朝。
ひっちゃんやばあばは、トーストにコーヒーの通常の朝食をとっていて、逆にchibicoがびっくりしました。
chibicoはまだまだ、おせち料理と白味噌のお雑煮を堪能したくて♡
この松風焼きが、本当に絶品。
ワインにも間違いなく合う味わいなので、今度自分でも挑戦して作ってみようと思います♡
実家の玄関はひんやりと寒いのですが、飾り棚には新春のお祝いの気持ち、あたたかさがあふれていました。
ちなみに。
31日の暮れに帰省したchibico「晩ごはんは年越しそばで!」とリクエストしていたのですが。
おそばはもっと夜遅くに食べるから、晩ごはんにはならないでしょう、こどもたちもおそばだけって訳にはいかないでしょう、と言われて。
豚汁、ハンバーグ、トンカツ、白菜とりんご・レーズンのさっぱりサラダ、エリンギのオイスターソース炒め、里芋の煮っころがし、お漬物、etc. 通常メニューの晩ごはんがたっぷり用意されておりました。
晩ごはんでお腹いっぱいになっているにも関わらず「縁起ものだから」と、年越しそばは、それはそれでいただいて。
そばは、細く長いことから「健康長寿」「家運長命」などの縁起をかついで食べるようになったという説、そばは他の麺類と比べて切れやすいことから「今年一年の厄を断ち切る」という意味を込めて大晦日の夜に食べる説、
諸説ありますが、兎にも角にも縁起をかついで、脂肪を蓄えますか。笑。
4日の帰る日に、母がもたせてくれた、中華ちまき。
もっちりむっちりとして滋味深いこのちまきを食べずには、帰省が完結しないほど「母の味」です。
美味しくて美味しくて、涙が出そう。
一度で蒸しあげられる最大数は、10個。
10個全部もたせてくれて、食べきれなかったらラップに包んで冷凍もできるからと言われたけれど。帰りの新幹線の中で、早くも6個分、4つの胃袋におさまり。
家族4人でいただくと、冷凍するまでもなく、あっという間になくなってしまいました。
感謝。
もっと食べたかったわ。
嗚呼
感謝♡