細胞の再生とともに、心も元気に。終わりは、次の始まり。




◎2007/3/14(水)

水曜日の病院は、主治医の先生の日。カーテンの向こうからひょいと現れたその顔を見るなり「あはは」と笑ってしまった。散髪してやけにスッキリしてるんだもの。思わず笑っちゃったのは、何を連想したからかな。そうそう。きっと子供時代の顔。大の大人になっているのに、小学生の頃の顔がありありと想像できる顔立ちの人っている。先生はそのタイプで、髪を切ってさらにそうなった。「え。何だよー」って先生は若干気恥ずかしそうにふくれてました(笑)

15ミリ~20ミリだった傷口の深さは、肉が中からちゃんと成長して、盛り上がってきて、今や2ミリ程度とのこと。もう分泌液もないに等しい。「もう今週で完治しそうかな?」と、先生も嬉しそう。

傷口、傷口って、言葉で言っていても、彼はどのようなものかいまいち分かっていなかったようで(私も分かっていなかったけれど。だって怖くて直視できなかった)数日前、実際の傷を見せたら(もうだいぶ直ってきていた状態なのに)

「お゛お゛お゛お゛お゛~~~!!??」「ちょ、ちょっと、穴になってるんですけどchibicoちゃん!?何、痛くない?え??どういうこと、痛くない???!!!」驚愕して、うろたえていた。

ははは!!もはや痛みなどないわ!!!

彼は「いやぁ、、、」と大きなため息をもらすと「ほんとに、本当に、大変だったねchibicoちゃん。(改めて真顔)まあまだ全快じゃないけど、、、よくなって、ほんとによかった、、、」優しくそうっと抱きしめてくれた。

傷口が塞がるまでの、この長い期間。表面で縫い合わせたらどうなのよと思いきや、そうすると中に化膿した部分や分泌物を閉じ込めることになる。だから、自分の新しい細胞が肉となり、内から生まれてくるのを時間をかけて、待っていたわけです。

人間のからだは再生できる。

妊娠の神秘には、かなわないけれど。いやそれでもやっぱり、すごいわ!

あと2ミリ。がんばれ私の細胞たち!

 

 

◎2007/3/26(月)

春本番。今日は大きな青空が広がる、ぽかぽか陽気だった。朝、一歩外に出て思わず「ぅわあー」と歓声をあげた。だって、うちの目の前にまっすぐ伸びる桜並木。優しい陽光を浴びて、さくら色の可憐な花があちらこちらで輝いている!桜って、どうしてこんなにも心に響くのだろう。

ああ。今日はステキな1日になる。そう確信した。

今日、長かった通院が、やっと終了!(と言うか、まだ通ってたの?という感じですが)

先々週に「もう今週で終わりそうかな!?」と先生に言われたものの結局終わらず週をまたいでしまい、先週火曜日に通院したのが、前回。もう、いい加減終わりでしょ???ってところで「そうですねえ、、、またすぐ来ていただく必要はないですが。来週になったら、念のために、もう1回見せに来てくださいね」と、主治医ではない先生からお達し。

私も最後は主治医の先生に診てもらいたかったから、まあいいですけれど。あの時は、一体いつまで、と正直気が遠くなった。

そして今日、久々に会った主治医の先生。ニコニコ顔でひょいと現れた先生は「あれ?まだ来なきゃ行けなかったんだっけ?」って冗談を飛ばす。「なんですかー。もう来なくてもよかったんですかー?!」と、私も負けてない。もう絆創膏も貼らなくていいし、すっかり大丈夫だね、と先生から太鼓判を押してもらいました。「せっかく来たんだから消毒でもしとこうか!?」って赤チン塗り塗りしたものの、あれ?もう絆創膏貼らないし、服に色付いちゃうよってことで「わあそうか!じゃあやっぱり拭き取ろう」って。

先生ぃ!!!しっかりーーー!!!!!(笑)

最後に内診もしてもらって、排卵していることを確認「もうすぐ生理もくるからね。これでもう、妊娠に向けて」って、嬉しそうに言う先生。そして「本当に、長い間かかってしまってスミマセンでした」と頭を下げて謝ってくれた先生。こちらこそ、本当に長い間お世話になりました!

病院を去る時は、いろいろあったことが脳裏を駆け巡り、切なさと、なんだかよく分からない感情で胸が詰まった。

彼に会いたいなって、ふと思った。

 

これで、子宮外妊娠にまつわるエトセトラは、一段落。

ああでも。これからだ。これからが本当の本番。

ハッピーな妊娠を待つ日々の、幕開け!




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