シンガポール家族旅行〜アフタヌーンティー編〜ザ・リッツ・カールトン ミレニア シンガポール「チフリーラウンジ」。細部まで完璧。




著名なガラス彫刻家、デイル・チフリーにちなんで名づけられたラウンジ『チフリーラウンジ』。

ザ・リッツ・カールトン ミレニア シンガポール「チフリーラウンジ」にて優雅なひととき

 

アーチ型の高い天井が、圧巻です。

「チフリーラウンジ」のアフタヌーンティー

ラウンジの右側は、ゆったりソファ席になっていて、グランドピアノの生演奏が奏でられていました。

ふわぁんと体が沈むそのソファで寛ぎながらいただく、至福のアフタヌーンティー。

午後のお茶のためのテーブルセッティング、輝くカトラリー。

スコーン用のジャム3種類と、はちみつ。

chibicoと夫君はポットサービスの紅茶をそれぞれ頼んで、ゆいとももは、ストロベリーアイスティーをオーダー。

ちびっこ、贅沢だこと!

うやうやしく運ばれてきたティースタンド。

スコーン、サンドイッチ、そしてケーキの類。3段重ねのティースタンドに乗って提供される、トラディショナルなスタイルです。見ているだけで、しあわせで胸がいっぱい。

スコーンはプレーンとブルーベリースコーンの2種類。クロテッドクリームも、もちろん添えられていました。

スコーンは、横半分にカットして、ジャムとクリームをたっぷり乗せて。

夫君「スコーンってこんなに美味いものだったのか」と、驚いておりました。

フィンガーサンドイッチ、と呼ぶにはボリュームのあるサンドイッチたちがずらり。

左から、イカスミの黒いパンにはサーモン。フォカッチャの生地には、サラミが挟まれていました。アーモンドスライスのアクセントが美味しさを引き立たせるパンには、たまごフィリング。お次は、アフタヌーンティーといえばこれ、きゅうりのサンドイッチ。

ちょっと角度を変えてみると、手が込んでいることが見て取れます。

左から、グラス仕立てのショートケーキ、ヘーゼルナッツフレーバーのチョコレートケーキ、ホワイトチョコレートでコーティングされたスポンジケーキ、マカロンのブラックチェリー乗せ。

スイーツには目がないゆいともも。がっついていただくものではないのです。ゆっくり味わってくださいませ。

女子ふたり。

末恐ろしいというか、先が楽しみというか。笑。

「マカロン」といえば、2枚のマカロンでジャムやクリームを挟んだパリ風マカロンが目に浮かびますが、こちらもマカロンです。

さしずめ、マカロンのオープンサンド黒い森(シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ)バージョン、といったところでしょうか。

サクッとした表面、にっちりとした噛みごたえのマカロンの上に、洋酒が香る大粒ブラックチェリー、きゅっと絞られたホイップ、トッピングにチョコレートフレーク。

思い切ってひとくちで頬張れば、そのハーモニーが口の中いっぱいに満ちて、快楽に溺れること必至。

なんでもお手伝いしたい3歳児。

ああ危なっかしい、ありがとね♡

リキュールと蜜がじゅわぁと含まれたスポンジに、ベリーのジャムがサンドされていて、それをホワイトチョコレートがコーティング。小さいけれど、奥深い。

香ばしいヘーゼルナッツクリームとチョコレート。間違いようのない組み合わせ。

その濃厚で香り高いフレーバーとなめらかな舌触り、目を閉じて味わえば、脳みそまでとろけてしまいそうです。

そろそろ飽きてきたおちびちゃん。

きゃはきゃは笑い転げていました。調子に乗って、おしりぷりぷり〜、などやり出したので、そろそろ退散の時間。笑。

「チフリーラウンジ」でいただける、この伝統的なアフタヌーンティー。

本当は、初めに冷たいカクテル、途中でグラニテが出たりと、8コース(S$49)で成り立つものらしいです。chibicoたちはツアー特典の「ホテルからのおもてなし」利用で、特にお代金を支払うことなく。

ですので、8コースのコンプリート型ではなく、3段ティースタンド+選べるお茶、の提供でした。

そうとは知らなかったchibico、ふと周りを見ていると、どうやら最後にチョコレートのワゴンが回ってくるようだと気が付いて。夫君とchibicoは、最後にチョコレートで締めくくりたいモード。

ちびっこたちも動きたくなってきたし、次のレジャーの時間もあるし。

スタッフに「チョコレートワゴンはまだきませんか?」と尋ねたところ、申し訳ないけれど、chibicoたちのプランにはそれは付いていないと。そこで初めて、8コースではないのだと合点。

スタッフの方が「Well, some chocolates for your kids?(チョコレートね。こどもたちに?)」と聞くので、まさか自分が食べたいとは言えず「Ah, yes」ととっさに返答したら。「Yeah, sure. OK, I’ll ask my boss」とか何とか言いながら、ちょっと待っててくださいね、と立ち去って。

 

ラブリーなホスピタリティー

なんと、にっこりフェイスの形にしたトリュフチョコレートを持ってきてくれました!

「本当は、これは付いていないのですが、ふたり(ゆいともも)があんまりラブリーだから、サービスです」と。

実際の美味しさ以上の、心の満足。

プライスレス。

 

「チフリーラウンジ」の実力

ちなみに。

チフリーラウンジでは、ツアーに付いていた特典でウェルカムドリンクも1杯いただきました。到着時ではなく、都合のいいタイミングでよく、3日目にお出かけから帰ってきた時にそれを使って、ひといき。

夫君は乾いた喉を、ぐぐっとビールで潤して。

chibicoは、白のグラスワインをお願いしました。この白ワインがすっきりとフルーティで甘口で、適度に冷えて、とびきり美味しくて!

このシチュエーションで出されたものなのでハウスワインだと思うのですが、手頃な価格でも、品質の高いワインが選ばれているという証拠。このラウンジの実力が分かります。

(ハウスワインというのは、こちらが銘柄を指定するのではなく、レストランが独自に選び客に提供する気軽なワインのこと。決して、安かろう不味かろう、というものではありません。ハウスワインの美味しさは、そのお店/レストランの心意気、センスが問われるものなのです。)

よってこのワイン、さほど高価なものではないはずで、なんというワインだったのか聞きそびれたことが悔やまれます。

そして、この時も、スタッフの方(制服が違ったのでマネージャーレベルの方だったのかも)がゆいとももに話しかけて、すごく可愛がってくれたことも、嬉しい思い出のひとつ。

ホテルメイドクッキーなど、こっそりふたりに持ってきてくれたりして。臨機応変な、心あたたまるサービス。

一流とは、いろいろなところで余裕があるものだと、しみじみ感じました。




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